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コラム

マーケティングという言葉ではない、良い響きの言葉を探してます

【03/03】   海外企業と話しているとよく「日本の企業ってマーケティング弱いよね」 という言葉が出てきます。   その言葉が出るたび私は「日本は世界をトップで走り抜けている国々からすごい勢いで取り残されているんだな」と感じます。     私たちもマーケティング業務サポートを行なっていることもありますし、海外企業の動向も見ているので、この評価は「確かにそうだなぁ」と思うこともしばしばあります。   数々のマーケティングサービスを扱う企業がいる中で、 「マーケティングはお金がかかるから資金が潤沢にある企業しかできない」という思い込みが先行していることもあると思います。   この問題、おそらく”納得感の問題“が判断を邪魔しているように感じます。     たとえば、人を雇います。 会社はその人にどれだけ安くとも大体、年間300万円以上はお金をかけます。 能力や事実・成果はさておき、その人は週に5日、朝から晩まで働きます。   “その人が働いている感じ“を実感できるから、 支払いに対し、ある程度の”納得感”があるんだと思います。 これに対し、マーケティングはその”納得感”を手に入れづらいのだと思います。 しかし実態はどうでしょうか。 事実として、どうでしょうか。     いわゆるコスパというやつを真剣に考えると、見えてきます。 あとは、言葉の問題も多少ありますよね。 マーケティングって広義すぎる。 意味含めすぎですよね。   もっと具体的な言葉で、納得感を得られやすい言葉で広まるべきですよね。 誰か耳障りのいい言葉教えてくれませんかね。   私としては、まず横文字じゃない方がいい気がしています。

来てもらう努力が必要なんです。

【2/23】 言うまでもなく、新型コロナウィルスにより、 「行く」は激減し、「来る」が激増しました。 マクドナルドのポテトすら、持って来させる時代です。 この時代変化の中で、改めて事業主として考えなきゃいけないのは 「来てもらう」という行動です。 どこに来てもらうか。 お店の前で目立つ衣装を着た売り子がどれだけ叫んでも、来ないわけです。 その選択の中心にあるのは、オンラインの活用になります。 私たちは「まずはマーケティングをちゃんとしましょう!」という話を毎日のようにしています。 当社はこれまで多くのオンラインソリューションを提供して来ていますが、 以前であれば、オンラインソリューションは「もっと●●にするため」というポジションでした。 業種によっては「店があればOKだけど、オンラインも強化した方がいい」というポジションでした。 しかし今は極端な話、「店はいらないからオンラインで」と言い切れる業種があることも事実です。 私たちは自社のコンセプトとして、私たちは遊牧民と謳っています。 これは時代の変化に合わせて生きていくというメッセージです。 それを証拠に、このコロナ禍で私たちは社内の取り組みを猛スピードでオンライン化し、なんとか遊牧民と言った手前もあり、時代に置いていかれないように走っています。 この時代のどこに、どのように、並走するか。 私たちだからこそ伝えられるやり方があると考えます。 お気軽にご相談ください。

海外SNSの在り方

【2/16】 海外進出によくあるご相談の中で、海外進出の施策として 「SNSの中で何を使うか?」「SNSをどう使うか?」 そして「その意味は?効果は?」というものがあります。 まず理解しておかなければいけないのは、 SNSの存在意味は日本と世界では別のものだと考えておくことです。 まず、SNS月間利用者数(日本・世界)の比較をランキングから見てみると、 日本にも世界にも共通しているのはFacebook・Instagramのシェアです。 1位 ■日本:LINE 8,300万人 ■世界:Facebook 24億9,800万人 2位 ■日本:Twitter 4,500万人 ■世界:YouTube 20億人 3位 ■日本:Instagram 3,300万人 ■世界:WhatsApp 15億人 4位 ■日本:Facebook 2,600万人 ■世界:WeChat 11億6,500万人 5位 ■日本:TikTok 950万人 ■世界:Instagram 10億人 さまざまな業種での、さまざまな海外進出がありますが、 当社はほとんどの業種に対して、海外現地でのSNS活用を進めています。 SNSはその名前の通り、ソーシャルネットワークのサービスですので ある特性に合わせて社会との繋がりをつくる・ひろめるツールであることが存在の理由です。 そのソーシャルネットワーク内にはその国で活動する個人・法人が参加し、 繋がりをつくり・広めていることから、特に東南アジアのコミニュティでは SNSアカウントでの信頼獲得や情報受発信は日本よりも大きな役割を担っていると考えます。 そのほか、日本とは違うSNS活用があります。 BtoBでもBtoCでも、海外でどう認められるかが すべての前提になることは言うまでもありません。 日本とは別の”その国専用の場所”への存在開発をすべきです。 こういった相談もぜひお気軽にご相談ください。

グローバルとはなんだ

【1/26】 私が子供の頃に描いていたグローバルは、明らかに違った形でグローバルが在ります。 「英語は話せるようになったほうがいいぞ」 「パソコンはできるようになったほうがいいぞ」 そんな風に父は言っていた。 しかし現在、英語の長けた人・パソコン技術が高い人がグローバルだろうか。 グローバルの意味は「世界的規模である様」のようです。 実は先週、そのことを改めて感じる機会がありました。 先日、Facebookでもアップしましたが、 ベトナムのリンさんというインターシップが4日間、私たち一緒に仕事をしました。 https://www.facebook.com/DOESiNTERNATiONAL リンさんとは一緒に動画をつくる仕事をしたのですが、 その仕事を終えたリンさんが言ってくれた言葉の中で 「動画制作を通じて、言語や文化の違いを受け入れ、その違いを理解し、楽しむということが、 とても大切だと改めて実感しました。」と、言ってくれました。 さらっと流すと流せてしまいますが、 この言葉に込められた意味に対して、私はとても奥深さを感じました。 昨今、多様性、違いを受け入れるべき…という話はとても多いですが、 そこで言われている、”受け入れる”というのは、多くの場合、 “否定しない” ”ただ無関心”ということに近い気がしています。 リンさんの言葉から「グローバルとは、違いを受け入れるだけではなく、 違いを受け入れた上で、その違いにどう作用するか?という問いの先に在るんだ」と 私は思います。 私たちは海外進出サポートというビジネスの中で、 ローカライズという言葉をよく使います。 ローカライズは現地最適化。 もう少し言葉を変えれば、「郷に入れば郷に従え」 という言葉にも置き換えられる意味があると考えています。 違いを知ること。 その違いを否定するのではなく、受け入れること。 そして肯定できる自分に成ること、柔軟に合わせて動いていくこと。 私はそれがグローバルだと思います。 英語は、パソコンは部分的にそれを助けますが、 肝心なのは世界的規模に捉え、動くことだと感じます。 リンさんとの出会いは、 また私たちに力を、知恵を与えてくれました。 リンさん、ありがとうございました!

I・You・We

【1/19】 日本から海外へ、海外から日本へ。 私たちはその中間を担う働きをしています。 うまくいくケース・うまくいかないケースを比較すると それはとってもシンプルで、 I・You・We 主語が誰から始まるかどうかがとても重要です。 “誰にとってのどんな話”なのか。 そこでほとんどが決まります。 例えば日本の企業がベトナムで、ある商品の海外販路を探している場合、 「私はベトナムでこの商品を売って儲けたい」 「あなたにこの商品をベトナムで売って儲けてもらいたい」 「私たちで一緒にこの商品をベトナムで売って儲けましょう」 どのスタンスかで決まります。 これは恋愛や結婚で例えると、さらにわかりやすいかもしれません。 どんなプロポーズがいいと思いますか。 「私は幸せになりたい、結婚しよう」 「あなたに幸せになってもらいたい、結婚しよう」 「一緒に幸せになろう」 ビジネスも、幸せも、”一緒に”が前提です。 相手にとっての利益、自分の利益を机の上に並べて、 その商品・サービスを提供することの価値・意義を一緒に話し、考える関係が パートナーとしての前提であり、もっとも重要です。 私たちはIとYouの真ん中に立つ、Weをつくる手伝いをします。

2021

【1/12】   さて、2021。   私自身、これまで“新しい1年“ということで改めて意気込むような人間ではなかったのですが、わかりやすく目まぐるしい変化をする日本、世界の動向の中で意気込まざるを得ない気持ちでおります。 私たちのホームページでは下記のようなメッセージを謳っています。 「私たちは遊牧民のような働き方をしています。ひとつの場所や価値観に固執しません。 世界は変わり続けています。私もあなたも日々確実に。 私たちはその場所の文化と栄養を食い、吸収しながら働き、遊ぶ組織です。」 今年はこのメッセージに込めた私たちの思いや姿勢を再認識できる1年にしたいと思っています。 こんなわけのわからない時代の中でも、栄養という名前の点があります。 人間が強く育つ、生きるためのものです。 今までのやり方で出来ないことがあるなら、これからのやり方を探すだけです。 これからのやり方を探すために、つくるために、これまでを知る。 過去の失敗や成功、そしてなんでもなかった日常の中にあったたくさんの点達は現在、そして未来の点と繋がるためのものだったりしますよね。 “これから“ばかりを見ず、 “これまで“を見ることから始めましょう。 海外進出に必要な点は、まず国内に在ります。 その点と、海外の点を繋ぐ手伝いをさせてください。 私たちは点と点を繋ぐのが得意な会社です。 2021も、ダズ・インターナショナルを宜しくお願い致します。

再定義の2020

【12/22】 2020は、それぞれの再定義の1年となりました。 2月にタイ・マレーシアに行ってから、ずっと日本で過ごした1年でした。 それまでは毎月海外に行く働きの中で得られたものを補うことはとても難しく、 海外進出サポートを提供する会社としてこの事態は苦悩がありました。 そんな中で現地スタッフとZOOMで連携し、画面の中の仲間と 生な情報を取得しながら、この変動のラッシュの中でなんとかやってきました。 日本のみならず、世界は時に夢遊病のように動き回り、 時に寝たきりのように動かない、そんな時代の中で それでも何かを生みたい、続けたい人々の苦悩の中に在りました。 家族・友人・ビジネス、そして自分。 あらゆる概念の再定義をとても強引に、急かされながら求められた2020。 しかし、この非常事態の中で良いこともまた、多くありました。 これからもまだ続く変動、もしくは不動。 悪いことを悪いものにしかできないのか。 良いことを悪いものにしてしまうのか。 「頑張ればできる、願えば叶う」 そんな甘いものではないこともわかっています。 しかし、そのような精神論が今こそ大事だということもまた、わかっています。 頭が良かろうが悪かろうが、 私たちにできることは現実を乗り越える事実づくりを、日々行っていくだけです。 今年もありがとうございました。 みなさんに支えていただきました。 周りでは「テレワークでいつも夫が居てウザい」などのぼやきも 飛び交っていますが、まぁそう言わず、 仲良くみかんでも剥きながら、年を越しましょう。 2020、ありがとうございました。 2021もダズ・インターナショナルをどうぞ宜しくお願い致します。

海外進出サポートはしますが、海外屋ではありません。

【12/15】私たちは海外進出サポートを行う中で、日本の文化や市場について日々考えています。 こういう仕事をしていないと改めて”日本を考える機会”はそう多くないと思います。 「海外にどう売り込む?どう広げる?」 そんなことをクライアントと共に考えることで、 日本の文化・市場における現在の潜在価値を改めて掘り起こすことが多くあります。 この”海外から日本を見る視野”は海外進出サポートという 枠を超えて、日本での活動に貢献できることがあります。 実際にこれまでのサポート事例でもよくある話で、 海外に進出するというご相談から始まって、結果的に日本国内でのビジネスの サポートを行うことになっているというケースはかなり多いです。 私たちは”海外屋”ではなく、なんでもかんでも「海外がオススメですよ」 という発想ではありません。 海外進出は手段です。 目的を叶えるために必要な手段が海外ならば海外で、そうでないなら日本で。 私たちのスタンスは手段ではなく、クライアントへの貢献に在ります。 それってよろず屋じゃない?なんでも屋じゃない?と言われてしまうと、 はい、確かにそうなのかもしれませんね。 「でもクライアントが喜ぶなら良いです」っていうのが正直なところです。 今、コロナ禍で「オンライン〜〜」とか「日本の市場ではなく海外へ」という流れがありますが、 だからこそ、オフラインを見てみること。日本をしっかり見てみることが大切だと感じています。 今一度、日本の文化と市場を注視すると、掴めることもあるはずです。 私たちはそんな視野・発想の転換のキッカケとしてもクライアントにご利用いただきたいと考えます。