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海外という選択肢

「海外でビジネスをするということは大きな会社かニッチなサービスを持った会社の話」 そんな話を15年ほど前に当時アメリカで手広くビジネスをしていた方がおっしゃっていました。 それから時間が経ち、国ごとにも変化し続け、テクノロジーも人も変化し続ける中で、 この見解の鮮度を時々、私なりに再考・再定義しながらこの海外進出支援という事業の在り方に 見直しを図りながらやっています。 ここから少し余談入りますが、戻ってきますので。 私もアメリカに在住の経験があることから、 周りに海外に住んだことのある方というのは多くいます。 「英語が喋れる」とか「海外を知っている」という響きはなんだか かっこいい扱いされるもので、住んだだけでかっこいいとか変だとずっと思っています。 もちろん母国語以上に言語が喋れることはグローバルな視野を持つという点で素晴らしいことです。 しかし、それにより自身の人生や関わる誰かが豊かになるかどうかはまた別の話です。 さて、何が言いたいのか、戻りますね。 私たちは海外という選択肢に対して、サポートすることを商いにしています。 進出だけなら誰でもできます。 問題なのはその方法策により結果自分も含めた誰かが豊かになることを 目的とし、具体的な計画に落として実行しているかにありますよね。 この、目的を持って具体的な計画に落として進出している会社は 圧倒的に、”大きな会社とニッチなサービスを持った会社が多い”というのが 現状のように感じています。 私たちはこれではダメだと思っています。 なぜなら、それ以外の会社にも海外だからうまくいくチカラがあることを知っているからです。 言うまでもなく、大とか中とか小とか。法人とか個人とか、 メイドインジャパンとか、、、そういった枠は壊れていきます。 チカラがあるかどうか、そのチカラにより誰が豊かになれるか。 その事実だけが生き続ける世界に今急加速で向かっています。 チカラを持つ会社が、人が世界を舞台にしていってほしい。 私たちが行う仕事はそのチカラをどこにどれだけどう作用するべきかを 共に考え、行動することにあります。 「海外でビジネスをするということは大きな会社かニッチなサービスを持った会社の話」 …これからは違うんじゃないかなって思います。

郷に入れば郷に従った方が成功しやすい、失敗しづらい

越境ビジネスは、現地のパートナーで決まると言っても過言ではないでしょう。 そのパートナーを求めて、10社〜20社へのプレゼンを繰り返し、 時間とコストを費やしてしまう。よくある話ですね。 タイという国名が、”自由”を意味するこの国は、 個人主義的傾向の強い、人ありきの多民族社会。 日本のように単一民族、集団主義のブランドや組織に頼るビジネス習慣は、 通用しにくい歴史的背景を持っています。 逆に言えば、人と人の二者関係が成立さえすれば(よそ者)に対しても包容力のある国なのです。 この二者関係を「ピーพี่・ノーンน้อง」と呼ばれ、ピーがノーンに対して保護を与え、 ノーンはピーに忠誠を尽くす。 この関係が成立すれば、よそ者もすぐに社会の一員となり、 タイでのビジネス・ネットワークも出来上がります。 私たちは、タイの歴史背景に、社会の規範として成立している 「ピー・ノーン」をローカライズの中のフィロソフィーとしてタイへの進出に 対するコンサルティングサポートしていきます。 進出する国に対して、ローカライズをしていくということは 言語の変換から始まり、このような歴史的背景から考察することが必要不可欠です。 「郷に入れば郷に従え」 私たちが普段行っているマーケティングや、ローカライズという言葉は この言葉に全て集約されます。 今回の”郷”はタイにしてみました。 もちろん、こんな短文の見解ですべてが分かるわけではありませんが、 考える必要性のかけらを伝えられればと思い、書きました。 「知って欲しい」そんなお願いを海を越えた先の人にするならば、 まず、「知りたい」から始まるべきだと思います。

ドメスティックから始まるインターナショナル

海外に○○○ 海外で○○○ そんな仕事に携わって10年ほどですが、 私たちは日々当たり前のようにインターネットを利用し、 現地特派員やパートナー企業から海外の情報を取っています。 特に海外に精通しない業種の方でも、 海外の情報を取得することは難しくない時代になりました。 その情報がリアルかはさておき、情報収集がどんどん楽になる現代では 行ったこともない場所の情報がすぐに取れるようになりましたよね。 もちろん、国内の情報も容易に取ることができるようになりましたが、 日本人は自国の情報を正しく収集できていないように感じることが多くあります。 これだけの情報や思想が容易に集まる時代の中で、 日本人は、日本という国を正しく理解し、行動できるようになったのだろうか。 あらゆる角度から、思想から考えられるようになっているのだろうか。 技術的にグローバルに飛躍しても、 人の思考まではなかなか追いつかないのではないでしょうか。 私たちは海外進出という仕事に携わる中で、 発信先よりも、発信元に着眼点を置くことが いかに重要かを考えることがとても多くなりました。 他国を知る前に自国を知ることがいかに大切か。 それはまるで、他人を知る前に自分を知る、そんなロジックと変わらないと思います。 「私は、私の会社の商品(サービス)は、なんだろうか」 そんな基本的で、ドメスティックなことに目を向け、 知ることがインターナショナルの始まりになるのではないでしょうか。 自分の力(資金・人材・商材)はどの程度か。 自分の価値(実績・お客様の声・市場ニーズ)がどの程度か。 そんな自己受容から前進・進出という行動が生まれるのがキレイな姿ですよね。 私たちは客観的にクライアントの進出を考える働きをする中で 自己受容の方法から提供に努めます。 マーケティングの中でも 3C分析 ∟Customer:市場・顧客 ∟Competitor:競合 ∟Company:自社 なんていう言葉をよく使いますが、 その中でも、、、 VRIO分析 ∟経済価値(Value) ∟希少性(Rarity) ∟模倣困難性(Inimitability) ∟組織(Organization) SWOT分析 ∟自社の持つ強み(Strengths) ∟自社の持つ弱み(Weaknesses) ∟機会(Opportunities) ∟脅威(Threats) という、よくわかるんだかわからない感じかっこいい横文字の手法を使うんですが、 結局のところ「己を客観的に、事実ベースで知ることが大切ですよ」ということから こういう方程式になってるという意味です。 マーケティングってよくわからないという方も多くいらっしゃると思います。 コンサルティングという言葉もそう、なんだかよくわからない感が出まくってますよね。 でもひとつだけ言えることは、 ”ちゃんと取り組むために必要なこと”ではあります。 私たちは、 この面倒臭い感じのする取り組みを、クライアントとの […]

Globalな視野でLocalに攻める〝 GLocal 〟というコンセプト

私たち、ダズ・インターナショナルは海外進出サポートの専門家という立場から 様々な企業・個人からご相談をいただきます。 私たちの専門領域は、クライアントが持っている課題を実際のアクションプランとして 「いつ」「何を」「誰が」「どのように」すればいいか、 そのひとつひとつを適切な箱に入れながら推進案・戦略を構築していきます。 私たちはこれまでの海外進出サポートの経験から、海外進出プロジェクトを作成し、 検証~提案することを得意としております。 まず、私たちは海外進出を検討される企業様に必ず質問をします。 「なぜ、タイを進出先として選んだんですか。」 「なぜ、アメリカを進出先として選んだんですか。」 「なぜ、東南アジアを進出先として選んだんですか。」 この質問に対して、どのようなご返答かによって、 私たちは関わり方をカスタマイズします。 仮に携わる業務が部分的なものだとしても、 “部分を担うために、全体を知ることがとても大切”だと考えます。 「日本企業によくある事情・都合」 「海外進出の際によくある事情・都合」 これらを多く見てきた私たちだからこそ、気づくところがあり、 提案できることもあります。 海外進出という取り組みは言うなれば、 “常識そのものが違う全く新しい世界へのお引越し”だと話しています。 それは事業の成功・失敗だけではなく、その企業で働く方々の人生にも大きな変化を与えます。 その新しい世界で成功する企業の共通点は、 この機会でビジネス・事業への取り組み方や、働くひとりひとりの暮らし方そのものを 再定義することのできる企業ではないかと思います。 日本のやり方で、これまでのやり方で、海外進出をすることはかなり高い可能性で 失敗します。 私たちが掲げる「Globalな視野でLocalに攻める “GLocal “」というコンセプトは “これまで” を、どんな ”これから” に再定義するか?という大きな転換の機会となるものです。海外進出プロジェクトの推進・戦略構築)を表したものです。 海外ビジネスがうまくいくかどうかという議論は、 お金だけでは語れないものがあります。 これからの日本は、日本人はオンラインで、海外で戦うべきです。 新型コロナウィルスが問いかけたメッセージは、 皮肉なことに、これからの人の在り方に対する問題提起でもあります。