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事実と現実と真実

海外進出や事業のご相談に対して、 「市場調査しませんか」「マーケティングしませんか」 と、語っていますが、「なんで必要?」という問いに対して、 いまいち明確に刺さる表現ができず、唸り続けている日々です。 そんな中で私なりに独自で偏見も含めて考えていることを今日は書いてみたいと思います。 私には事実と現実と真実という仕分け方があります。 辞書に書いてある意味は無視して、独自・偏見コミコミです。 事実は、 過去〜現在の出来事で、誰にとっても変わらないこと。 現実は、 過去〜現在の出来事で、人によって変わること。 真実は、 過去〜現在の出来事で、未来にわかること。 そう考えています。 また、 事実は、常にそこに在るが、よく見なければ見えない。 現実は、常に在って本人の意思に関係なく、見ざるを得ない。 真実は、常に在ってよく見ても見つからないことが多い。 と考えています。 ビジネスでもプライベートでも、この事実・現実・真実の捉え方で人生の色は変わると考えています。 頑張らなくても手に入る現実、頑張ると手に入る事実、頑張っても手に入るかわからない真実。 その中でも私の口癖の中でよく出てくるのは”事実”です。 市場調査やマーケティングは、事実を集め、その先の真実をつくる働きです。 過去〜現在の”事実たち”を収集して、数字に落として、色に落として、見える化します。 その事実たちを集めて、”向き合うべき現実”という箱に入れます。 いや、集め続け、入れ続けると言った方が正しいですね。 その働きを繰り返していくと、ひとつずつ現実は真実に成長していくという理屈です。 私は子供の頃、スポーツが好きでした。 当時の私にはとてもわかりやすいマーケティング活動でした。 闇雲に練習するだけでは成果が出ない。 試合に負けたという事象を事実として受け止め、その要因の中に散らばった事実たちを割り出し、悪い事実は繰り返さない行動に、良い事実はさらに磨きがかかる行動にするための計画を立てる。 そして、次の試合で真実が手に入ると同時に事実も収集。 この一連の働きが好きでした。 勉強でもその調子でやっておけばよかったと、おじさんになって思うのは言うまでもなりませんが 笑 「コロナ禍、動けなくなった」というピンチは、チャンスだと思います。 闇雲に動くことすらしづらくなった今だからこそ、事実探しに専念すべきだと考えています。 これまで会社でバタバタと日々の業務(現実)に追われ、見ようともしてこなかった事実を今、見てみる。触ってみる。 私はこのことを市場調査・マーケティングの必要性の根底に置きたいと考えます。

出会いと別れの春

出会いと別れの春ですね。 春は出会いと別れの季節と言いますが、実際大人になると出会うことも、別れることも減っていくのは現実ではないでしょうか。 なんとなく出会い、なんとなく会わなくなる、そのうち事実上の別れになる。 その要因として自分から動くことそのものを拒否しているからではないのかな?と思います。 コロナ禍では出会いは確実に減り、別れが増えている傾向があります。 それは人と人だけではなく、人と何かでもあると思います。 海外進出の相談を受けていると、ただビジネスの話だけとは思えない時があります。 新しい出会いや別れに、積極的な人や会社が海外進出を成功させています。 “これまで”と別れようとせず、”これから”に出会おうとしない人にとって、会社にとって、この時代は生きづらいのかもしれません。 私たちは遊牧民で在ることをコンセプトとしていることもありますが、この時代と人に合わせて動き回るだけだと考えています。 この春は出会いも別れもあります。 去年と今年のそれは、例年のそれと、違うこともありますが、別れを悲しいものだと考えない選択の先に、良い未来が待っているのだと思います。

“生まれた国で暮らし、生涯を終える”は過去

【3/16】 これまでの当たり前は、これから加速的に変わっていくと思います。 それが良いか悪いかはさておき、生まれた場所と生きる場所と死ぬ場所が 別の場所になるというはこれまでよりスタンダードになると考えています。 もちろん今はコロナで簡単に国の行き来ができないことは言うまでもありませんが、 ここから数年で移住は増えると私は考えています。 遊牧民、移民、難民… その”移住”が、どういう呼ばれ方になるかはわかりませんが、 常識や文化が違う場所に行き来すること、そして行き来する人と共存することが 今よりももっと増えることは間違いないです。 その時に私たちに求められることは、対応力・順応力です。 自分と違う人間と、どう折り合いをつけるか。 “うまくやる” これが日本人のもっとも苦手なことかもしれません。 私たちは海外の人・企業とのやり取りにより、その素晴らしさも難しさも日々感じています。 決してカンタンではないこの課題をどう捉えるか。 これからの時代に対応するワクチンは誰も打ってくれません。 自分で精製しなければならない。 アナフィラキシーを起こしながら。  

伝える話と伝わる会話。

【3/9】 当たり前だった”会う“という行動の定義が無理やり変わり、にその代わりに“ZOOM””MEET”などの言葉に置き換えられました。 前提として、私は会うことの良さも、ZOOMすることの良さも、どちらも肯定的に捉えています。 現在、海外進出事業を通して、 日本人だけではなく、海外の人たち、そして海外にいる日本人とのやりとりも多くあるのですが、これからのグローバルはどう繋がれるか?という課題に企業も個人も注力しなければなりません。 手法はあまり重要ではなく、 結局のところ、”伝える”ではなく、”伝わる”を目的とする人が人と繋がり続けられるということです。 手紙なんかが良い例です。 伝わる手紙を書ける人はそう多くいませんし、伝わる手紙を渡せる関係もまた、そう多くいません。 [日本と海外を繋ぐ] そして、私たちも(今のところ)日本から出られない。 …面白くなってきました。 現地に行くよりも効果的なサービスを強化する素晴らしいチャンスです。 ダズ・インターナショナルはお客様と、そして現地スタッフ・現地企業との会話により、これからも進出サポートをより良いものにできるよう努めます。

マーケティングという言葉ではない、良い響きの言葉を探してます

【03/03】   海外企業と話しているとよく「日本の企業ってマーケティング弱いよね」 という言葉が出てきます。   その言葉が出るたび私は「日本は世界をトップで走り抜けている国々からすごい勢いで取り残されているんだな」と感じます。     私たちもマーケティング業務サポートを行なっていることもありますし、海外企業の動向も見ているので、この評価は「確かにそうだなぁ」と思うこともしばしばあります。   数々のマーケティングサービスを扱う企業がいる中で、 「マーケティングはお金がかかるから資金が潤沢にある企業しかできない」という思い込みが先行していることもあると思います。   この問題、おそらく”納得感の問題“が判断を邪魔しているように感じます。     たとえば、人を雇います。 会社はその人にどれだけ安くとも大体、年間300万円以上はお金をかけます。 能力や事実・成果はさておき、その人は週に5日、朝から晩まで働きます。   “その人が働いている感じ“を実感できるから、 支払いに対し、ある程度の”納得感”があるんだと思います。 これに対し、マーケティングはその”納得感”を手に入れづらいのだと思います。 しかし実態はどうでしょうか。 事実として、どうでしょうか。     いわゆるコスパというやつを真剣に考えると、見えてきます。 あとは、言葉の問題も多少ありますよね。 マーケティングって広義すぎる。 意味含めすぎですよね。   もっと具体的な言葉で、納得感を得られやすい言葉で広まるべきですよね。 誰か耳障りのいい言葉教えてくれませんかね。   私としては、まず横文字じゃない方がいい気がしています。

来てもらう努力が必要なんです。

【2/23】 言うまでもなく、新型コロナウィルスにより、 「行く」は激減し、「来る」が激増しました。 マクドナルドのポテトすら、持って来させる時代です。 この時代変化の中で、改めて事業主として考えなきゃいけないのは 「来てもらう」という行動です。 どこに来てもらうか。 お店の前で目立つ衣装を着た売り子がどれだけ叫んでも、来ないわけです。 その選択の中心にあるのは、オンラインの活用になります。 私たちは「まずはマーケティングをちゃんとしましょう!」という話を毎日のようにしています。 当社はこれまで多くのオンラインソリューションを提供して来ていますが、 以前であれば、オンラインソリューションは「もっと●●にするため」というポジションでした。 業種によっては「店があればOKだけど、オンラインも強化した方がいい」というポジションでした。 しかし今は極端な話、「店はいらないからオンラインで」と言い切れる業種があることも事実です。 私たちは自社のコンセプトとして、私たちは遊牧民と謳っています。 これは時代の変化に合わせて生きていくというメッセージです。 それを証拠に、このコロナ禍で私たちは社内の取り組みを猛スピードでオンライン化し、なんとか遊牧民と言った手前もあり、時代に置いていかれないように走っています。 この時代のどこに、どのように、並走するか。 私たちだからこそ伝えられるやり方があると考えます。 お気軽にご相談ください。

海外SNSの在り方

【2/16】 海外進出によくあるご相談の中で、海外進出の施策として 「SNSの中で何を使うか?」「SNSをどう使うか?」 そして「その意味は?効果は?」というものがあります。 まず理解しておかなければいけないのは、 SNSの存在意味は日本と世界では別のものだと考えておくことです。 まず、SNS月間利用者数(日本・世界)の比較をランキングから見てみると、 日本にも世界にも共通しているのはFacebook・Instagramのシェアです。 1位 ■日本:LINE 8,300万人 ■世界:Facebook 24億9,800万人 2位 ■日本:Twitter 4,500万人 ■世界:YouTube 20億人 3位 ■日本:Instagram 3,300万人 ■世界:WhatsApp 15億人 4位 ■日本:Facebook 2,600万人 ■世界:WeChat 11億6,500万人 5位 ■日本:TikTok 950万人 ■世界:Instagram 10億人 さまざまな業種での、さまざまな海外進出がありますが、 当社はほとんどの業種に対して、海外現地でのSNS活用を進めています。 SNSはその名前の通り、ソーシャルネットワークのサービスですので ある特性に合わせて社会との繋がりをつくる・ひろめるツールであることが存在の理由です。 そのソーシャルネットワーク内にはその国で活動する個人・法人が参加し、 繋がりをつくり・広めていることから、特に東南アジアのコミニュティでは SNSアカウントでの信頼獲得や情報受発信は日本よりも大きな役割を担っていると考えます。 そのほか、日本とは違うSNS活用があります。 BtoBでもBtoCでも、海外でどう認められるかが すべての前提になることは言うまでもありません。 日本とは別の”その国専用の場所”への存在開発をすべきです。 こういった相談もぜひお気軽にご相談ください。